250cc以上のバイクをお持ちの方で、車検は毎回バイク屋に任せているという方はけっこうおられるのではないでしょうか?
その中で何故バイク屋に任せているかと言うと、「仕事で行けないから」の次に「自分で車検を受けるのは複雑そうで面倒くさいから」と考えておられる方が大部分のような気がします。
結論から申しますと、全然複雑ではないし、簡単です。しかも車検にかかる費用は最低限に抑えられます。
例外として、違法改造や法に適合しないマフラーを取り付けてる場合はもちろん車検に通らないので自分で取り外せない場合、バイク屋に任せる事になります。
それでは車検にかかる費用を観ていきましょう!
・検査登録印紙 ¥400
・審査証紙 ¥1,300
・重量税印紙 ¥3,800
・自賠責保険 ¥11,520(車検時すでにお持ちの自賠責保険が期限がまだ先でも次の自賠責保険に加入しなくてはならない)
一発で通れば以上を足して¥17,020で済みます。
どうです?「そんなに安いのか?」と思われた方も多いのではないでしょうか?
それでは次に自分でユーザー車検を受ける手順を簡単にざっくり説明していきます。
1.予約する
ネットで予約できます。URLは下記になります。
飛んだら新規アカウント登録をし、メニューから検査の予約を選択し、検査を希望する地域と検査場を選択します。
検査種別の選択で継続検査を選択します。
検査車種の選択で二輪車の選択をします。
車検を受けたい日にちと時間帯を選択する(15日先までの予約が可能)。
受験者情報と車両情報(車検証を見れば分かる)を入力する
後は指示に従って進んでください。その際予約番号が発行されるので、大切に控えてください(メールアドレスを入力すれば、予約番号と車検の日付と時間帯が自動送信されるので、当日に携帯を持っていけばメモする必要はないが、携帯を忘れたら分からなくなるので、一応メモって車検証と一緒にしておいたほうが無難かも)。
2.車検場に行く
行く前に一番重要なのは、必要な物を忘れない事です。以下持ち物をリストアップします。
・車検証
・軽自動車税納税証明書(継続検査用)←銀行や郵便局で払った時にスタンプを押してもったやつです。自分は1回忘れてしまい、一回家に帰り再度車検場に戻った事があるのでご注意ください!払った後、車検証と一緒にしておくのが無難。
・予約番号がわかるもの(メモか携帯電話)
車検場についたら、まず印紙を購入。印紙を購入すると書類に事務員さんが貼り付けてくれる。
書類に必要事項を車検証を見ながら記入。←自分は今年受けたのだが、昨年に比べたら記入する欄がかなり減っていた。
現在有効な自賠責の次の自賠責に加入していない方は車検場内もしくは車検場の近くで自賠責に加入できる所があるので、そこで加入手続きを行ってください。
以上を持ちまして、ユーザー車検の窓口に行きます。予約番号を伝えて、必要書類を確認しましと、「何番コースに入って下さい」と言われるので、いざバイクに乗って、検査に向かいます!
検査内容をざっくり説明します(細かい所は間違ってるかも)
1.まず検査員の指示に従って、前後左右のウィンカー、前後ブレーキ灯、クラクション、ヘッドライト、ハンドルロックのチェックをします。
ここからは自分でできる方は音声及び電光掲示板のガイダンス通りに進む事が可能ですが、わからないと伝えれば検査員さんが指示を出してくれます。順番は車検場によって多少違うかも。
以下排ガス検査以外はスタート時に左の足元にあるペダルを踏んでスタートとなります。
2.ローラーに前輪か後輪をローラーに乗せ(バイクによって違う。少し自信がないがスピードセンサーが前輪についてるか後輪についてるかで違う。検査員さんに「どっち?」ってよく聞かれるがわからなくても問題なかった)、アクセルを回し、スピードメーターが40kmになったらアクセルを放す。要するにスピードメーターが正確かどうかのチェックです。合格なら電光掲示板に〇と出ます。駄目な場合は×です。以下の検査も全て当てはまります。
3.こっちがさきだったかなー?wまあ順番はそれほど重要ではないのでスルーしますw
マフラーに自分で細長いパイプみたいなもの(名称はわかりません)を突っ込み、排ガス検査をします。
4.前後輪のブレーキのチェック。ローラーにタイヤを乗せ、自動的にローラーが回りますので、音声、電光掲示板でブレーキをかけてくださいと出たらブレーキをかける(前後同時ではなく、それぞれ)この時油断するとバイクが傾いて転倒する恐れがあるのでご注意下さい!足は出来るだけ床にしっかりつけて下さい。普段ぎりぎりつま先立ちで足が着くという人はきついかもw
5・最後にヘッドライトをハイビームにし、光軸チェック。ヘッドライトの光が基準を満たしているかどうかのチェックですね。
車種によっては全くひっかからないものとほぼ毎回ひっかかるものがあります。自分の場合、YZF-R1(2007年式)は一度も引っ掛かった事がないのに対して、ZZR1400(2008年式)はほぼ引っ掛かります(引っ掛からなかったのは1度だけ)。駄目だった場合、車検場の近くに光軸調整してくれる民間の整備場があるのでそこでやってもらいましょう。カウルつきのバイクの場合(ZZR1400がそうだった)、場合によっては自分でパーツを取らなければならない場合があります。基本工具は貸してくれると思います。ZZR1400の場合素人でも簡単に取れるパーツでした。料金は場所にもよりますが、大体1000円位だったと思います。
すべて合格したら、同じ建物の出口にある人一人入れる事務所に書類を提出し、ハンコを押してもらい、該当する窓口に書類を提出すれば新しいステッカー(シール)をもらってお終いです。
いかがでしたか?「そんなんでお終いか?」、それとも「やっぱ面倒臭い」と感じられましたか? 1回自分でやれば「なんだ簡単じゃないか!」と感じられると自分は思います。
自分の動画ではないですが車検の様子がYouTubeでありましたので貼り付けておきます。
最後にバイク屋に任せなくても、法律で12が月点検と24か月点検が義務付けられていますので、自分でできない方は車検とは別にバイク屋に依頼してください!それでは!